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ラッ子くんLIFE

日頃から失敗だらけの僕が、人生をどうにかするために向上心とともに日記を書いていく!!ってスタイルのブログにしたいと思っております

【感想】映画『夜は短し歩けよ乙女』を観て思ったこと~ネタバレあるよ~

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大好きな森見登美彦さんの、

夜は短し歩けよ乙女が映画化するということで、公開前から楽しみにしていました。

 

この作品は絶対観に行こうと思い公開から数日遅れで観に行ってきました。映画を観ていて思うところが多々あったので今回はそこを書いていきたいと思います。

 

是非興味のある方は原作の方も読んでみてください。映画が何倍も面白く感じますよ^^

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目次

 

黒髪の乙女について

僕が映画を観ている最中に一番気になっていたところはここです。

黒髪の乙女の性格がちょっと強すぎやしないか?

というところです。

 

気が強いって言った方がいいのでしょうか。ここを気になっているのは僕だけかもしれませんが、原作の乙女はもっと慎ましい性格だったように思うのですよ。

 

しかし映画の乙女は好奇心が強すぎるあまり、慎ましさが飲み込まれているように感じました。

 

原作の乙女を「好奇心:慎ましさ=3:7」

とするなら、

映画の乙女は「好奇心:慎ましさ=7:3」

ぐらいに感じました。逆転していました。

 

映画版の乙女を悪く言うつもりはないんですよ。これっぽっちも。乙女は原作でも映画でも、男のハートを鷲掴みにする存在です。比率の逆転ぐらいでこの事実が覆るはずも無いのです。当然僕も両方で鷲掴みにされています。

 

しかしながら、僕は慎ましい女性が好みであるため、原作版の乙女に惹かれるのは仕方のないことなのです。

 

あとですね、原作には乙女が好奇心を掻きたてられたときや嬉しい時にする、二足歩行ロボットにステップというものがあるのですが、映画では乙女が両腕を身体の横で回して車輪に見立てて汽車のまねごとのような動きをしておりました。

 

正直、僕はもうちょっと可愛らしい動きを想像しておりました。

 

映画版では二足歩行ロボットという言葉は出てきませんでしたね。映画版しか観ていない方に説明をすると、ちょくちょく乙女がしていた汽車のまねごと、あれが原作で言う二足歩行ロボットのステップです。

 

これはすべて僕の感想なので、なかには想像していたのとぴったり一致しているという方もいらっしゃると思います。すべては個人の見解によりますよね。

 

 

ゲリラ演劇「偏屈王」について

ゲリラ演劇「偏屈王」がミュージカル形式だったのに少しだけですが、がっかりを感じております。

 

別に僕はミュージカル形式だったから偏屈王の良さが無くなったとか、野次を飛ばすつもりはありませんよ!ただこれは僕がミュージカル全般に苦手意識があるせいです。ここに関してはもうホントに僕個人の好みの問題です。

 

ここまで書いといて不安になってきましたが、原作にミュージカル形式とは書かれていないですよね…書かれていたら申し訳ございません。

 

「偏屈王」についてはもう一つあります。

 

僕がけっこう驚きだったのが、

「像の尻」の須田紀子さんが登場しないということです。

 

そして、

 

パンツ総番長が探していた女性は女装した事務局長という悲しい事実。

 

ここのシーンで僕は泣きそうでした、パンツ総番長があまりに不憫で。

 

しかしパンツ総番長はそれでも良いと言い事務局長と接吻しようとするんです。ここらへんでもうオリジナルの映画を観ているようでした。先がまったく予想できない…。

 

ピュアな僕は男と女の純愛を観たいと思っていたので、心の中で、

「いや、紀子さん出せよ!!」って唸っていたら、次のシーンで演劇の監督?のような女性がいきなりパンツ総番長に告白したんですよ!

 

「おいおい、今度は誰だよ笑!?」って思っていたら、その人がまさかの紀子さんでした…。

 

原作を知っているのにも関わらず展開が読め無さ過ぎて逆に楽しかったです。「像の尻」の紀子さんは出ませんでしたが、監督?の紀子さんは出てきました。

 

 

使われなかったセリフ

パンツ総番長は呻いた。

「ハッピーエンドだ。誰もが赤面することうけあいだ」

「それでよし!」

僕、原作のここのシーン大好きなんですよ。最終幕偏屈王の偏屈王役をジャックしようと企てた先輩がパンツ総番長に演劇のラストを聞くシーンです。ハッピーエンドと聞いて先輩は偏屈王役をパンツ総番長から奪い取ります。

 

先輩やってることあれだけどかっこいい!

 

ですが、映画では大きくシナリオが変わっているため、このシーンは存在しないのです。つまりこのセリフも言われることはなかったのです!ここのシーン好きな僕はちょっぴり残念。

 

「泣いておいでですか、先輩」

「泣くものか。眼から、いささか塩水が出た」

また、この後の先輩と乙女の会話も映画のシナリオ上存在しませんので、僕のお気に入りであったこのセリフも聞けませんでした。

 

涙を堪える先輩を見上げながら、「この人はたいへん良い人だなあ」と私は思いました。

という最終幕偏屈王後、乙女のほんのりする気持ちも聞くことはありませんでした。

 

ここまでいうと、僕が映画が駄目だったみたいに言っているように聞こえますが、そうじゃありませんよ!僕が好きだと言った一連のシナリオが入っていない代わりに、映画は新しくオリジナルさながらの感動シナリオを用意しています。

 

どちらも実に良い作品というわけです。

 

 

四畳半神話大系』とのコラボ

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森見登美彦さんの作品『四畳半神話大系』のキャラクターやシーンが映画の中にちらほら出てくるところがありました。アニメの『四畳半神話大系』も、今回の映画『夜は短し歩けよ乙女』も原作が森見登美彦さんで 監督が湯浅政明さんだからですね。

 

こういうのは『四畳半神話大系』ファンや森見さんファンには喜ばれる仕様ですよね。もちろん僕も気付いた時には得意になって観ていました笑。

 

 

先輩と乙女の絡みが少ない?

映画では、本編の前からナカメ作戦を実行していたようなので、先輩と乙女の外堀りは埋まっていたのでしょうが、少々本編内での絡みが少ないかなという気がしました。

 

原作では1年間の出来事を、映画では一夜の出来事としているので仕方ないと言えばそうなのですが。先輩と不毛に絡んでいては映画の尺が足りなくなってしまいますからね。

 

でももう少し始めの方から、お互いに良い感じの雰囲気を醸し出していても良いのではないかなと思って観ておりました。

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あと個人的に、ラストの方で先輩が布団で目を覚ましたとき、乙女と手を繋いでいてほしかったと思っております。

 

 

後語り

批判的なことばかり書いてしまったように思うのですが、映画は期待を裏切らず面白かったですよ。原作には原作の、映画には映画の良さがあるということです。

 

そしてどちらの乙女も最高に可愛いですし、先輩はやはり我らが目指すべき「紳士」であるなと感じました。

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森見登美彦さんの作品が好きな方、気になっている方なら気に入る作品だと思いますよ^^

 

夜は短し歩けよ乙女の記事を貼っておくので良かったらこちらも見てみてくださいね。

seaotterman.hatenablog.com

 

seaotterman.hatenablog.com

 

seaotterman.hatenablog.com

 

またね~

 

お勧めですよ!

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